試練

先日2級に昇級して喜んでいたところ、大問題が発生!

いつも通っている将棋教室兼道場が来週いっぱいで辞めてしまわれることに。ご家庭の事情で千葉の市原に移転されるそうです。

こちらの教室では息子が10枚落ちの時から教えていただいていて、ここに通っていたからこそ、棋士が息子の夢になったと言っても過言ではありません。

 

こちらの教室でお世話になっている理由は大きく3つありました。一つ目は確かな指導力。二つ目は個人指導という形式。最後は通いやすさ。

指導力については、将棋を始めてから いろいろな指導者の方を見てきました。そして思ったことは、棋力が高い指導者ならいくらでもいますが、しっかりとした指導力も兼ねた人は少ないと言うこと。プロの棋士であっても、その説明じゃ子供は分からないよって思ったこともあります。教わる側が段位の方であれば、指導者は棋力が高いだけで十分かもしれませんが、級位者の子供には絶対的な棋力よりも教え方の優劣の方が重要になります。

また親の立場からすれば、長期にわたって子供と接することになるので、人徳があるというのも大切なポイント。子供は大人を見て育ちます。将来、徳のある大人になるか否かは、将棋を抜きしても人生においてとても大切なことです。特に父親は人徳がない人物なので、その分 周囲の大人にフォローアップしてほしいと思っています笑

 

二つ目は個人指導形式だということ。

一般的な教室形式だと、先生1ないし数人に対して子供はたくさん。大盤解説やって、そのあとは先生と指導対局や生徒同士で対局というのが一般的だと思います。

道場形式だと、当たり前ですがひたすら対局のみ。的確なアドバイスは期待できず、「指して指して指しまくって強くなれ」「目で見て盗め」ってことだと理解しています。

これらの形式がダメだというわけではありませんが、あまり自己主張のない息子には向いていないと感じています。「僕はこう思ったんだけど、どうかな?」と言える子はきっと問題ないでしょう。でも、息子は周囲の声の大きい子の疑問に対する解説を聞きつつ、自分の疑問は抱えたままということがほとんどです。

そんなことでは強くなれないとか、しっかり質問できるようになればいいと言われそうですが、人間そんな簡単に性格を変えられるものではありません。

そんな息子には、個人指導でしっかりと教えてもらえる環境がとても合っていました。

 

こちらの先生は子供への接し方がとても優しく、教え方も丁寧で人徳もある。しかも棋力は折り紙付き!そんな先生に週2回も個人指導を受けていたこれまでが幸運すぎたのかもしれません。

 

息子はとてもショックだったようで、「本当にやめちゃうの?」「もう僕はプロにはなれない。。」と何度も呟きながら寝入っていました。

 

私は仕事柄、海外の同僚と電話会議やチャットをしているので、今の世の中は距離があることなんて何の問題もないと思っていました。

しかし、子供にとっては隣県というだけでもう遠い、違う世界のように感じるようです。

私が小学生の頃、仲良しの子が急に隣町に引越した時は、今の息子と同じような心境だったかもしれません。いや、師匠で憧れの存在がいなくなるのは友達の比ではないかもしれません。

 

一緒になって悲観しているわけにはいかないので、まずは次の将棋教室として紹介頂いたところに行ってみようと思います。

将棋そのものが、遠い世界に行ってしまったわけではないし、ましてや彼の夢が終わったわけではないので。

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かつどん
製薬企業で働くアラフォーサラリーマン。東京在住 大阪出身。 息子の将棋成長記録や棋具の話を中心に更新しています。 モットー:明日できることは明日やる
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