文部科学大臣杯 第15回小学校将棋団体戦 全国決勝大会

文部科学大臣杯 全国決勝大会。

ここまで残っているのは4校。あと2勝で全国優勝である。

 

準決勝の相手は京都府代表梅津小学校。

6年生の双子?率いるチーム。この双子が主力のようで、うち一人は小学生府代表のようだ。残りの一人はあまり実績のない子。おそらく双子の二人で勝ち抜いてきたと思われる。

このメンバー構成でここまで勝ち抜いてきていることから、大将を捨て駒にして3-1-2の順に並べてくることが予想されるが、親父は監督ではないので子供達には何も言わない。相手の実績を教えるだけである。

こちらのオーダーは1-3-2。東日本大会でも採用した順番だ。相手は予想通り3-1-2。三将戦で決着がつくだろう。

というわけで、息子の相手はたぶん双子の強い方が相手。小学生名人戦の府代表である。

 

保護者席から盤面はほとんど確認できないが、相手の戦型は角交換型の居飛車のようだ。

強敵相手に一方的に負けるかと思っていたが、予想に反して中盤はかなり攻めている様子。

しかし、終盤に相手の端攻めを受けて逆転負け。

負けはしたものの、格上相手に勝ちも十分にあった良い将棋だとチームメイトも褒めていた。

大将・三将は勝利。2勝1敗で決勝進出となった。

 

決勝戦の相手は、滋賀県代表の大津市立平野小学校。

ここは草津将棋教室の6、5、4年生によるチーム。平野小は4年前にも全く別メンバーで全国優勝している。すごい教室である。

というわけで3人とも強い。特に6年と4年の子がかなりの実績を残している。

決勝のオーダーも1−3−2で息子は副将。相手は1−2−3の棋力順と思われる。

息子の相手は同じ4年生とはいえ学年では全国トップクラスだろう。

 

息子は後手番、相手は先手三間飛車である。

息子は対三間であっても中飛車しか指せない。
先手三間飛車側に序盤を完璧に指されると中飛車不利になるが、並みの小学生なら完璧に指しこなすことはできないだろうという前提に立っている。
三間飛車相手に中飛車で困るようなレベルになった時に対策を考えることにしていたのだ。

強豪相手の大事な一番で、もっとも苦手な戦型になってしまった。

ここまで負けが込んでいるとはいえ、終盤までは強豪相手でも善戦できていた。しかし、この対局は中盤以降 横からみていても明らかに息子の戦意が喪失しているのがわかる。

相手に序盤から完璧に指しこなされ、なんとか端角から中央突破を狙うも奏功しなかったようだ。惨敗である。

 

三将戦はチームメイトの勝利。

大将はこれまで圧勝続きだったが、今回は接戦になっている。相手も相当強いようだ。両チームが見守る中、終盤を読み切りギリギリで勝利を収めた。

ついに全国優勝だ!おめでとう!

 

 

結果だけ見れば、息子がチームを救うことはなく結局は数合わせだったのかもしれない。

当初は3番手同士で勝てば良いと思っていたが、お互いに負けたくないが故の駆け引きがあり、上に進めば進むほど3番手同士で対局することもほとんどなかった。

 

しかし、メンバーに選ばれてからの4ヶ月で大きく成長することができたというのは紛れも無い事実だ。それは単純に棋力がどうこうという話ではなく、課題を持って自主的に将棋に取り組めるようになった。

多くの人にとって努力することはめんどくさい。しかし皆が避けるめんどくさいことを克服することによって、他人よりも上に行けることを将棋を通じて体感して欲しいと思っている。

 

また大会を通じて、大きな重圧を感じて指すこと、強いライバルたちがたくさんいること等、色々と感じるものがあったと思う。

日本一の貴重な経験を糧に、今後も頑張って行って欲しいと願う。

最後になりますが、今回は愚息一人では到底体験できない貴重な経験をさせていただきました。
関係者の方々には心より感謝申し上げます。

The following two tabs change content below.
かつどん
製薬企業で働くアラフォーサラリーマン。東京在住 大阪出身。 息子の将棋成長記録や棋具の話を中心に更新しています。 モットー:明日できることは明日やる
かつどん

最新記事 by かつどん (全て見る)

2 件のコメント

  • 全国大会優勝おめでとうございます!
    中級の部優勝もおめでとうございます!
    その間のブログも興味深く読んでいました

    かつどんさんも書かれていますが
    ・課題を持って自主的に将棋に取り組めるようになったこと
    ・大きな重圧を感じて指すこと
    ・強いライバルたちがたくさんいること
    これらは息子さんにとって一生の宝物と思います

    非常にしんどい思いもされたと思いますが、
    将棋を指す子の親として羨ましく思います

    それから、将棋の駒も素晴らしいですね!
    うちは公文スタディ将棋ですので
    そろそろちゃんとしたのを買わないといけないのかなと思う今日この頃です

    • さわさん
      コメントありがとうございます。さわさんのお子さんも楽しい将棋ライフを過ごせるといいですね。
      高い駒出なくてもいいので、●級・段になったら木の駒を買ってあげると約束してあげるとモチベ上がると思います。子供に駒の良し悪しは分かりませんが、木か木じゃないかぐらいで十分だと思います。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です