読み

しっかり読んでから指しなさい。

 

よく息子に言う言葉です。

先日の八王子道場の帰り道、「今日は18勝16敗だった。ちょっと勝ち越したんだ!」と話す息子。『うんうん。たくさん指してがんばったね!』と答えた親父。

いや、ちょっと待てよ。八王子の営業時間は9時〜16時。開店から閉店間際まで指していたけど休憩時間を除けば6時間。単純計算で一局あたり10分強。実際は待ち時間や感想戦の時間もある。

『早指しすぎ!将棋ウォーズじゃねーんだぞ!』とまでは言いませんでしたが、オブラートに包んで「しっかり読んでから指しなさい」ということを伝えました。

 

でも「しっかり読む」というのは数え切れないほど言っている気がするけど、息子は本当に読めているんだろうか。確かにずいぶん深く読んでいる時もあるけど、「相手のそれぐらいの候補手は想定しといてよ!」と思うような手でも「読めてなかった」と話すこともすごく多い。

実際、上手い人たちは頭の中でどんな風に読んでいるんだろうか。文献報告によると中級者は広く浅く、プロになれば狭く深く読んでいるそうだ。

・中級者は広く読む。
・中級者から上級者になると候補手を絞ることができるようになる。
・上級者ほど速く読む。
出典:将棋におけるトッププロ棋士の思考過程

プロ棋士は、ある局面に対する経験的な評価と、どう指すべきかという方針のようなものを自分なりに持っていて、その評価を用いることによって、候補手を絞って狭く深く探索することができる・・・
出典:将棋におけるトッププロ棋士の思考過程

息子レベルだとまずは広く読むことを意識するべきだろう。

息子に伝えると、そもそも「広く読む」という概念を分かってなかったようだ。「本当かよ!?」と思う反面、これまで不思議に思っていた状況も納得できる。

なかなか言葉だけで理解させるのは難しいものですね。

 

最近の指導対局の状況。

指導対局後に自分の棋譜を並べて、アドバイスをもらったところの復習と次回の作戦を考えるようにしています。下は広く読むことも意識しての対局。最後は秒読みで詰みを見逃して頓死でしたが、彼なりに試行錯誤しているようです。頑張れ。

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かつどん
製薬企業で働くアラフォーサラリーマン。東京在住 大阪出身。 息子の将棋成長記録や棋具の話を中心に更新しています。 モットー:明日できることは明日やる

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