将棋と中学受験

こんにちは。かつどんです。

昨今は藤井七段の影響もあり、習い事として将棋を始める子供も多いですね。集中力や論理的思考を身につけさせたい、礼儀作法を学ばせたいと言ったものから、将来はプロを目指したいという子もいます。前者の理由で始めた親御さんは将来の受験に何らかのメリットを期待しているという方も多いと思います。

我が家が将棋を習い始めた理由は、単に子供が将棋を習いたいと言い出したから始めただけなのですが、将棋教室のお兄さんが難関大学の学生だったりすると、将棋をやると頭が良くなるのか? それとも頭が良いから将棋が強いのか?など「鶏が先か、卵が先か」みたいなことを考えたりします。

 

さて、このブログには登場しませんが、息子には中学受験に向けて頑張っている姉がいます。長女の受験にあたり、中学受験のプロ・安浪京子氏の「中学受験 6年生からの大逆転メソッド」「最強の中学受験」を読んでいるのですが、同じ小学生を題材にしているので、これって将棋でも通じる話だと思うことがいくつかありました。

その中の一つに、習ったことに対する習得スピードと忘れる度合いというのがあり、子供は以下の4タイプに分けられるとのこと。

  1. すぐ理解し、忘れない子
  2. 理解に時間がかかるが、忘れない子
  3. すぐ理解するが、すぐ忘れる子
  4. 理解に時間がかかり、すぐ忘れる子

1のタイプの子は、素直で実力を着実に積み上げられる優等生か、または天才肌の子が該当して、超難関校に進学するようなタイプ。もちろん希少。

2は、真面目だけど不器用な子。基礎をしっかり学べばブレイクスルーを起こして目覚ましい上昇カーブを描くことができる。

3のタイプの子供は一番多いタイプ。「ああ、わかった!」とすぐに言うが、丸暗記しているだけで実は理解できていなかったり、おっちょこちょいでミスが多い。4は割愛。

 

うちの息子はどれかと言うと、どう贔屓目に見てもタイプ3。「わかった!!」とすぐに言うけど深く質問するとすぐに「あれ??」となります。

著書では、タイプ3の子に対する受験におけるミスを減らす方法が提示されていますが、残念ながら将棋への応用は難しそう。そして、本人が「ミスしたくない!」と言う自覚が芽生えるまで、いくらテクニカルな技を教えても無意味だそうです。

 

タイプ3の子にはタイプ3に合わせた指導を行う必要がありますが、多くの将棋の指導者(特に棋士や元奨の方)は、子供時代はタイプ1か2の子供だったと思うのです。

東大生のような、学生時代につまづく経験のなかった超優秀な方には、出来が悪い子の思考回路がイメージしにくいのと同様に、プロ棋士に教わっていれば誰でも同じように実力がつくと言うわけではなく、子供の特性に合わせた指導をしていく必要があると思うのです。

また、Webなどに溢れている多くの将棋上達法も、経験に基づいているのでしょうが、とても真似できないような方法(1ヶ月で初段になるとか)も多く、上達方法を学ぶというよりサクセスストーリーとして楽しむ方が良いものが多い印象です。

受験の世界はパイが大きいので、塾での集団指導以外にも個別指導・家庭教師など個々に合わせた対策が打てます。

一方、将棋の世界では、子供のタイプや習熟度などお構いなしの大盤解説、友達対局などの教室が多い印象です。皆が志望校合格を目指している受験とは違い、将棋では生徒側のニーズが多様だったり(誰もがプロを目指しているわけではない)、パイそのものが小さいので、個々に合わせた指導というのは経営的にも難しいのだと思いますが、この辺にニッチなニーズがあるように思います。

 

まあ、要は何が言いたいのかというと、今は小さい子供でも段持ちだったりして、ついつい息子と比較したりしてしまいますが、他所は他所だと肝に命じて、うちにはうちに合った方法を模索していく必要があると再認識したわけであります。

一歩一歩、焦らずに着実に頑張ろう。

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かつどん
製薬企業で働くアラフォーサラリーマン。東京在住 大阪出身。 息子の将棋成長記録や棋具の話を中心に更新しています。 モットー:明日できることは明日やる

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