脚付将棋盤 本榧 天地柾 七寸

息子が将棋を始めた頃、「初段になったら脚付将棋盤をプレゼントする」という約束をしていました。

当時は棋具に疎く、脚付といっても10万もあれば買えるだろうぐらいに思っていました。そもそも息子の将棋熱もいつまで続くのか微妙だと思っていたので、ハッパをかける意味で「初段で脚付盤を買ってやる」と気軽に約束したのでした。

その後息子の実力が伸びてくるにつれて、「これは本当に盤を買わないといけないかもしれない」と思い始め、脚付盤について色々調べてみました。

 

調べてみると、スプルース(新榧)や桂材であれば そこそこの厚みの盤でも10万でお釣りがきます。しかし、その頃すでに棋具道に落ちていた私には「駒は黄楊でなければならない。ならば盤は榧でなければならない!(親父の個人的見解です)」と誰に言われたわけでもないのに、勝手にそう心に決めてしまっていたのでした。

榧材と言っても、産地で言えば日向産、国産(九州以外)、中国産があり、
木取りの仕方によっても、四方柾、天地柾、天柾、木裏、木表などがあります。

最初は「板目(木裏・木表)で十分。どうせ素人に良し悪しはわかんないし。」と思っていました。板目なら新品でもなんとか頑張れば買えそうなお値段が多かったということもあります。

実物を見てみると意見が変わるというのはよくあることで「絶対柾目!厚みも最低5寸、できれば6寸ほしい。スペースの面からも盤はいくつも買うのは現実的ではないので、できるだけ妥協はしたくない」と思うように。もうこの頃には子供に与えるというより、自分が欲しい盤を探していました。

 

碁盤店の新品の盤はかなり良いお値段ですが、あれだけ分厚い木材なので乾燥具合が気になります。

無垢材の家具が好きなので自宅でも使っていますが、分厚くなればなるほど乾燥不足の可能性が高くなり、数年後に割れたりひびが入ったりするんですよね。

信頼できる碁盤店ならよいですが、材木屋から仕入れて拵えるだけの店なら、乾燥具合は材木屋から購入時に聞いただけってこともありえるかもしれません。そもそも各店の仕入先まではわからないことが多いですし。

 

じゃあ、年代物の中古盤を買った方が割れの心配も少なく値段もお買い得ということで、中古で買うことに決定。

当時は自分の見る目に全く自信がなかったので、それを補うものとして棋士の揮毫入りのものに絞って探していました。ある程度名のある棋士であれば、粗悪な盤に揮毫はしないであろうと想定しました。

 

そして購入したのがこちらの盤

脚付将棋盤 本榧 天地柾 七寸

某引退棋士の揮毫入りで十分な乾燥期間もあります。中古なのでとてもリーズナブルなお値段でした。天面のみ削りなおしてもらいました。

子供に7寸盤は厚過ぎますが、大人になってからも使えるものなので、あまり気にしていません。

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かつどん
製薬企業で働くアラフォーサラリーマン。東京在住 大阪出身。 息子の将棋成長記録や棋具の話を中心に更新しています。 モットー:明日できることは明日やる
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