駒造り 須藤思眞師

駒作りをお願いするため須藤思眞師を訪ねました

思眞師は今最も期待されている若手駒師の一人
将棋駒好きならその名を知らない人はいないでしょう
本日の王位戦でも師の作品が採用されていて、その実力はまさに折り紙付き
雑誌「将棋世界」によると
中学生の頃から駒作りを始め、その後名匠 児玉龍児師のもとで修行
現在は独立して活躍されています

その駒作りは、御蔵島に黄楊材を自身で探しに行くことから始まり、
木取りや駒木地の成形、彫り〜盛上げ、全てご自身でされているとのこと

さらには、書への造詣が深い上に達筆
駒を作るにあたっては、思眞師自身が書いた字母でも製作していただけます
今回は特にこだわった駒を作っていただきたかったので
木地も字母も一から作製というのは非常に魅力的でした

今回「菱湖」の作成をお願いしようと思っていて、菱湖の作品をたくさん見たのですが、
かつての名匠(菱湖の場合は特に影水)の駒のコピーを字母としている方が多いようでした
特に影水没以降の作品では、まるで影水の呪いかと思うぐらいに。

いろんな菱湖を見た中では
(当然ですが)影水の呪いがかかっていない奥野一香の菱湖が親父の好みだったので
思眞師に奥野菱湖を作って欲しいとお願いしたのですが
親父が奥野菱湖の中で気に入っているポイントを理解していただき
単なるコピーを作るのではなく
思眞師の書かれた菱湖の字母の中から親父好みのもので作成していただくことにしました
まさにこれは須藤菱湖と言えるでしょう

後から思うと、思眞師は豊島の系譜を継ぐ方なので
奥野のコピーを作ってくれというのは至極失礼な依頼だったと思うのですが
とっても優しい笑顔で対応してくださいました

さあ、あと大きいところでは木地を決めるだけ。
菱湖に合う木地としてたくさんの木地を拝見させていただきました
でも見れば見るほど悩む悩む(笑)。だってどれも素晴らしい木地ばっかりなんだもの。
しかも木地を見てるだけで楽しくなってくるのが駒マニアたるところ
散々悩んだ挙句(実は訪問後数日以上も悩んでました)、
拝見した中で一番凄かった根杢の木地にすることにしました

これぞ御蔵島黄楊と言える木地で、出ている杢は瘤杢に近いとのこと
完成までは1−2年かかるほどかかるようですが、
駒の完成を楽しみにしつつ、それまでに親子共々初段になれるように頑張りたいと思います

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かつどん
製薬企業で働くアラフォーサラリーマン。東京在住。 息子の将棋成長記録や棋具の話を中心に更新しています。 出身地:大阪府貝塚市。 モットー:明日できることは明日やる
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2 件のコメント

  • https://ameblo.jp/billytan/entry-11978590582.html
    http://blog.goo.ne.jp/ykkcc786/e/8371c2c800f6443a74c712ea05d57eae

    Katsudon20様は「情報収集をかなり綿密にするタイプ」
    とのことなので、巻菱湖さんオリジナルの
    筆跡なんかも勉強されておられるのですか?
    奥山さんの駒箱を入手されたということは
    次は前沢さんのヘラ盛り盤ですね♪
    いや、吉田さんの太刀盛りがお好みかなぁ?

  • びりたんさん
    情報収集すると言っても、びりたんさんに比べるほどでもないです
    自分の好きな書体は何か?それで間違いないか?ぐらいのスタンスでしか調べてませんので。

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